Crystalised or Uncrystalised Pensionとは

年金関連

個人年金や職場年金を60才位になって退職して、年金の支給を受ける際にこのCrystalised/Uncrystalised Pensionという言葉が出てきます。

Pension貯蓄期間

職場年金や個人年金は20%、40%等のTaxを払う前の金額が年金のアカウントに振り込まれて、Pensionアカウントで30年なり(務めた年数分)、貯蓄運営されます。SIPPというアカウントもあり、自分がどういった方法で貯蓄運営を決められるものもあります。

退職を決め、定年した際

年金アカウントからお金を出す場合、基本二つの方法になります。AnnuityとDrawdownです。その際にもらう金額をCrystalised(結晶化?、私的には引き出し分の方がわかりやすいかと)して、そのお金でAnnuityを買ったり、Drawdownで部分的に引き出して、生活費にすることになります。

Pensionは入れる際に収入税免除されますが、年金をもらう際は、25%が収入税免除ですが、残りの額は収入税がかかります。

Annuity

もちろん、AnnuityもPension会社により、もらえる金額も違うため、下記のようなサイトでいろいろ情報を集める必要があります。

Compare guaranteed income products (annuities)

https://www.moneyhelper.org.uk/en/pensions-and-retirement/taking-your-pension/compare-annuities

例えば10万ポンドをCrystalisedして、2万5千ポンドが収入税免除で残りの7万5千ポンドを使って、Annuityを買った際、今のレートだと毎年4,500ポンドの金額が毎年死ぬまでもらえるが、これは一人を対象にしているので、もし、自分が死んでパートナーが引き続き貰ったりできるものは金額が下がります。Annuityの弱点は一旦購入した後は変更ができなく、もし、シングルパーソンのAnnuityを買った場合は自分が予定より早く亡くなったら、お金はPension会社をハッピーにするだけです。

例えば年が離れた2人が対象だと、上記の場合、残った若いパートナーが長く生き残る場合、この金額も初めから低めに設定されます。

Income Drawdown

これに対して、Drawdownは10万ポンド(もしくは7万5千ポンド、もし25%を収入税免除でもらう場合)から毎年一定額が引き出していきます、その額がCrystalisedされた額になります。Pensionアカウントに残された金額は引き続き貯蓄されます。引き出し金額などを自由に変更できるので、フレキシブルに調整できますが、アカウントの残金が0になったら、ゲームオーバーとなります。

Drawdown risk calculator

https://www.justadviser.com/tools-library-events/retirement-income-calculators/drawdown-risk/

もし、受取人がPensionアカウントを持ったまま死んだ場合は残額は相続人に相続税無しで相続されます。*1

*1 75才以降に亡くなった場合は、受取人が年金を取り出した際に収入税を課税されます。

Annuity vs Income Drawdown

例えば、夫婦がほぼ同い年でリタイアした場合は、AnnuityもOKかもしれません、夫婦の年齢差がかなりある場合はDrawdownを使って、Pensionのまま相続した方が良いかもしれません、他の資産、例えばISAの場合、相続税対象になるので、Pensionとして相続した方がいいかもですね。

退職時の年金を受け取った額は収入税対象(税抜きの25%を除く)ですので、Annuityでも、Drawdownでも、税金を払う必要があるので、LISA(Lifetime ISA)をバランスよく使うことで節税可能だと思います。

最後に

これらの年金の手続きはかなり、ややこしく、これをDIYでやる場合は、いろいろと勉強して、かなりの時間を使う必要がありますので、ファイナンシャルアドバイザーのプロに相談するのは有効です。

この記事の内容が何かの役に立つと幸いです。

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