プライベート年金の統合化。
イギリスで仕事を幾つか変わると、Workplace Pensionが変わる度に分かれることが多い、それぞれの会社が使っている年金会社が社員に提供されるので、気が付くと年金会社を幾つも持ってる事がある。
そういった、ばらばらの年金を統合化するのがPension Consolidationと言います、もし、自分でプライベート年金を始めたり、中小企業で務めた際のNESTにある年金等も一本化にすることで、いろいろな特典があります。
The pros of consolidating your pensions年金一本化の長所
投資の最善化、年金会社がばらばらだと、それぞれの会社の投資ファンドが存在して、最善のファンド体制を組みにくい、定年まじかになると短期、中期、長期のファンド分けが必要となるが、これをそれぞれの年金会社で組むのは難しい、ちなみに、年金会社によっては定年まじかの年齢になると、無難なファンドに全部突っ込まれることもある。
コスト削減、年金を一か所に集めることで、年金会社のコストを削減することができる、もちろんコストの低い会社に移すのも重要だし、マネージメントチャージが固定でやっていて、年金額が増えても、それ以上は請求しないところもある。
管理がしやすくなる、いくつもの年金会社にアカウントを持っていると、どういったファンドに投資しているのか、手数料の管理等々、一つにすると、そこだけの管理になる。
The cons of consolidating your pensions年金一本化の短所
日本人でDB年金に入っている人はほぼいないと思う、病院、学校の先生、公務員等はこれらにあたるので、Defined Benefit PensionでFinal Salary Schemeの場合は、ファイナンシャルアドバイザーに相談が必要です。
後はFSCSの補償金額が£85,000だという事です、ただ、幾らインターネットで検索しても短所だと説明してる記事が一切見当たらない。イギリス一般の平均年金をもらう時には、これを超えているはずです、なぜ、これを誰も書かないのかは理由は不明ですが、私の個人的見解では、きっと年金会社が例えば倒産しても、実際にS&P500などの株式ファンドであったり、国債、社債であったりすると、年金会社が倒産しても、それらはそれぞれの価値だけは残るからなのか。もちろん、大きな年金会社が倒産するという事は、世界的な恐慌が起きていて、とんでもないことになっているので、その際は株式、社債もゴミくずのような価値になっているかもですが。
だから、ある意味、イギリスを含む大きな戦争、災害が起きて、経済が破綻することが無い事を唯々祈るだけです。
ちなみに、今までの話は年金会社にアカウントをおいて、Income Drawdownをする際です、もしAnnuityを買って、決まった金額を年金会社からもらう場合は、倒産時はFSCSが90%補償になるとの事です。
では、どういった年金会社に一本化していくか。
あくまで私の話ですが、私はAnnuityを考えていません、Annuityとは年金会社に例えば、£100,000を払うと毎年£4,000ポンドが死ぬまで支給されます、ただ自分が死んだら、年金会社を幸せにするだけです、その為、ジョイントアカウントのAnnuityにすると、支給金額が£3,000に減ったりします。
私の場合はIncome Drawdownを使って、毎年一定額を引き出して、もし、私が亡くなった際は残りを嫁さんが相続することにした方が良いと思っています。
ではどんなアカウントにするかは人それぞれですので、よくわからない人はファイナンシャルアドバイザーに相談して下さい、私の場合はこれをDIY(なんせDIYが好きなので)でやります、まずはSIPPのアカウントを開けて、そこで、短期、中期、長期の投資に分けてファンドの運営をします。会社としては、Vanguard,Interactive Investerのどちらかにしようと思っています、選択の理由はコストが安い、会社として安定している等です。ただ、今はVanguardよりも安い会社がいくつも出てきているので、将来的にはそういった会社も選択のチョイスになるかもしれません。

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