支払期間
イギリスで年金をもらうのは最低10年、満額をもらうのは35年間NI(National Insurance)を払う必要があります。(日本の国民年金は40年で満額、6万5千円が月額になるが、その他の給付金がある。)
もし。年数が満額に足りない時に払ってない時期があったりした場合は、これを払って穴埋めもできるようですが、さかのぼれる年数がありますので、下記のリンクで未払い分があるか、確認してください。
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支給額
満額NIを払うと週に£221.20で、年間£11,541.90(2024年4月の前の年は£203.85で年間£10,600)もらえます。日本の国民年金に較べると、円安だから多く見えますが、到底これでは生活ができないです。夫婦でもらえたとしても£23,083.80なんで、家・フラットを持っていても、かなりきついと思います。
2024年6月現在ではTriple Lock Guaranteesというのがあり、年金額が毎年、平均収入の増加率、インフレ率、もしくは2.5%の一番高い率で上がっていきますが、かなりコストが掛かるので、将来保障され続けるかは疑問です。
支給年齢
現在は65才から66歳に延長されており、2026年の4月から67才になります、2044年には68才になるとか?フランスは62才から64才に延長されましたが、その際は大きな暴動になってました、イギリスは国民性なのだと思いますが、年金支給年齢が延長が延長されても、デモもしないで静かにしています。
WorkPlacePension
イギリスは厚生年金というものがなく、その代わりに会社に勤めていると自分が年俸の5%を払いこみ、会社が3%を払い込むWorkPlacePension制度があり、これを務めていると利用できます。大企業に勤めると、会社持ちの3%の率がずっと上がるケースが多いです。
持ち家
これは一切年金とは関係ないのですが、基本、イギリスでは持ち家を買うのが重要なポイントです、なぜなら、家賃は毎年上がります。中古物件の家を持っていてると値段は物価に沿ってにあがるので、日本のように価値が下がる事は、滅多にありませんので、チャンスがあれば買うべきです。でないと、家賃がどんどん上がり、せっかくの年金も家賃に吸収されてしまうことになります。
国民年金だけでの生活は可能か?
イギリスの都会、町で住む以上は、国民年金だけでの生活は、ほぼ無理だと思います、特にわたしたちのような外人がイギリスに住む場合(パートナーがイギリス人でも)、日本に帰ったりするお金も必要です、一つは共稼ぎをする、プライベート年金、Lifetime ISA等の別途、国民年金上乗せできるものを用意しておく必要があります。

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